「 仮面ライダー令和ザ・ファースト・ジェネレーション」感想 「令和」が始まった!(読了目安:6分)
今回は現在公開中の
「 仮面ライダー令和ザファーストジェネレーション」
についての感想。
「決して交わってはならない」
ってなんだよ!
今回もネタバレ前提。
ちなみに評価としては
面白さ(個人的主観) :★★★★★
オススメ度 :★★★★☆
映画館で見なくちゃいけない度:★★★★★
総合点:4.7(5点満点)
前回評価したヒロアカには総合点では負けるが、
単純に特撮なので人に勧めにくいとかの理由で
オススメ度が低いのが理由。
個人的には1億点あげたい
(オタク特融のガバガバ点数付け)
ちなみに本当は初日に見に行ってたんですが、
とある理由から途中退場。
時間を改めて見に行ったので、
一緒に行った彼女の分も含めて
特典をコンプリートできました。
1000%社長の名刺、
住所がローマ字表記なのが最高にツボw
今回の映画は個人的にテンション上がる所が
たくさんありすぎたので
まずは思った感想を箇条書き
・或人くん最近遅刻しすぎでは?
・ソウゴとゲイツの一番最初。
しょーもないやり取りは楽しい
・或人くんが逃げ惑うシーンの
戦いなれてない感が好き
でも車に飛び乗るシーンが意外とスムーズ!
・カーアクションしながらの銃撃戦が
これまでの映画よりちゃんとしてる!
薬莢のあたりは細かい!
・レジスタンスのアジトに到着したシーンで
割と画面にガッツリ映る日本家屋
・民間人のキャラが濃すぎる!
・レジスタンス兵がモブのくせに属性が多すぎる!
眼帯の人、老兵、筋肉、セクシー などなど・・・
・人間vsヒューマギアの多人数戦のアクションがすごい
バルキリーがその辺の袋を投げて
相手を怯ませるの好き
・衣装違いの滅亡迅雷が好みすぎる!
滅さんただのイケメンだったし、
刀のアクションは普段からそれやってくれ
↑滅亡迅雷がただのイケメン集団
・ジオウ組はさすがの貫禄。
・先輩として或人くんを諭すソウゴ・・・
去年は戦兎に学ぶ側だったのに成長したなぁ
・飛電の前社長本編だと
すごい人のイメージだったけど
映画だとなんか微妙な人
・逆にアンジャッシュ児島の株が爆上がり
ただのいい人
・生駒ちゃん出てきて割とすぐに
アナザー1号になったんだけど早くない!?
・初手トリニティタイム
夏映画ではウォズが途中まで敵な関係で
出なかったから嬉しい
・全ライダーの力、割と簡単に奪われがち
・お父さんとの共闘シーンは熱い
そして、そこからの敵対関係もベタだけど熱い
・仮面ライダー1型のアクションの二段キックは良い
・「この時代は手遅れだ!」
→さらに前の時代にタイムマジーンで
行ったらだめなの?
・株主会議のシーン
良いシーンなんだけど、
その場に居たら笑いそうって意見もわからんでもない
・というかお父さんずっとフード被ってそこにいたの?
・ライジングホッパーとロッキングホッパーで
呼び出したバッタ同士がぶつかり合うの
単純だけど燃えない?
・滅さんの刀アクション最高!
・ウォズと迅の殺陣かっこよすぎでは?
銃を本で抑えるってなんやねん
・迅の「遊びはここまでだよ」がかわいい
・ジオウ側のゲイツ、ウォズ、ツクヨミの
三人同時変身はなんとなく感慨深い
・ソウゴの「ただし、魔王だけどね」
最高にカッコいい
・「ライダーに頂点も原点もない!」も
これまでの文脈を踏まえると良い台詞
・仮面ライダーツクヨミの
「いつもこのアクションしてましたが?」面で
披露してくる知らないアクション
・ゲイツのタイムマジーンの理屈何?
・バルカンとバルキリーの連携アクションが良すぎる
・001と1型の高速戦闘は普通に見ごたえある
劇場版感がすごい
・「誰の後継者でもない。お前が新時代の1号になるんだ」
文脈が乗りまくってる
・最後のジオウ、ゼロワン共闘シーン
・ゼロワンの連続フォームチェンジは熱い
でもブレイキングマンモスに変身したの考えたら
衛星ゼア、せっかく打ちあがったのに、
すぐ戻ってきたってことでは?
・満を持してのグランドジオウ!
やっぱり絵面がいろんなライダーで
ワチャワチャしてるのは見てて楽しい
・そして最後のライジングタイムブレーク
最高!!!!
・このエンディングの入り方
「HiGH&LOW THE WORST」で見た!
(脳内で流れるSWAG & PRIDEのイントロ)
・エピローグのイズと或人のシーンが尊い・・・
・最後に全部もっていく1000%社長
やっぱり好きなシリーズの映画だと
感情が高まるポイントが多い。
今回の映画に関しては
これまでのライダーに対するリテラシーが
要求されてる部分もあるかなって思うので、
その部分の振り返り。
ちなみに今回の映画に
あえて比較対象を挙げるとするならば
「仮面ライダー×仮面ライダー
W&ディケイド MOVIE大戦2010」
【ゼロワン本編との関連性】
今回は「ゼロワンの本当の始まり」という煽りで
ゼロワンの誕生秘話を描いた作品でもあった。
「ゼロワンはなぜ作られたのか?誰が開発したのか?」
という謎。
そして、本編ではなんとなくフワッとしていた
或人くんが戦う理由
に対して
「仮面ライダーゼロワンを開発したのは
人間とヒューマギアが笑う世界を作りたかった
飛電其雄ヒューマギアだった。」
というアンサーを得た。
正直謎の部分よりも
今までフワッとしていた或人くんが戦う理由が
今回の映画でより明確になったのは大きい。
ただ、デイブレイク周りに関しては
今回の映画と先日放送された
第16話の内容を踏まえて考えると
あの当時から1000%社長が暗躍していた・・・?
ということになる。
あの社長一体何歳なの?
(もしくは実はヒューマギア?)
あとは先代社長が
殺害されたシーンで児島に言い残した事は
結局なんだったの?
(本編で回収されなさそう)
まあタイムパラドックスとか
いろいろ凸凹している部分はありつつも、
ジオウの設定を上手く回して
ゼロワン本編の謎回収とかを行えたのは
正直上手かった。
【ジオウのアフターとして】
今回の映画のストーリーとしては
大筋は「ジオウのゼロワン編」であった。
ただ、今までと違うのは
今まではレジェンドライダーを迎える側だったのが、
今回はジオウ側がレジェンド側に立ったのだ。
或人が自分の言葉の影響でお父さんが
兵器開発してしまったこと(あとで真相を知るが)
で憤ってたのを抑えるソウゴは
ジオウ本編での成長を感じさせるものがあった。
【仮面ライダー映画としてのメタネタ】
「新時代の1号となれ」
最高に熱い台詞ではあるが、
よくよく考えたら
劇中で突然出てきた「1号」
というワードなのですごく唐突である。
視聴者は知ってるけど、
作中の人は知らない特殊なワード。
転生した異世界に馬謖は存在するのか?
とかそういう感じ。
仮面ライダーゼロワンは
昭和ライダー、平成ライダー
と続いて
今後使われるであろう
「令和ライダー」最初の作品である。
「誰の後継者でもない」というのは
作中での先代社長の後継者という意味もありつつ、
これまで放送されてきた昭和、平成ライダー
その後釜ではなく、
新しい令和ライダー1号としての
意味も込められていた台詞であった。
この映画を経たことによって
令和ライダーが始まった!
とも言える。
あとはソウゴの
「ライダーに原点も頂点もない」
これは度々現実で言われがちな
「昔のライダーは良かった。今のライダーは~」という
懐古主義に対しての言葉でもあったと思う。
制作が波乱万丈すぎたのをメタったOQに続いて
ジオウが絡む映画はそういうことやりがち。
今作はまとめると
仮面ライダーとしての文脈、
ゼロワンの前日譚、ジオウのアフター
多少の凸凹はありつつもぱっと見キレイにまとめた良作だった。
そして、ストーリーだけでなく
アクションシーンも個人的に良かったというのは
前述の箇条書きポイントの
テンションの高さから読み取れると思う。
個人的にはムービー対戦2010と並べてもいいぐらいには良作
応援上映とかあれば見に行ってもいいかなと思った。